ケフェウス座の有名なIC1396の中の象の鼻といわれている部分はVdB142という名前がついています。
この時期になると一番興味を持って多く撮影されている領域かも知れません。
私はナローバンドSAO(ハッブルパレット)で撮るのですが色合いをどうするかがSAOの場合は難しさがあります。
本来は SIIを赤、Hαを緑、OIIIを青とするのが定石ですが、現実には緑色の星雲となっていまいちカラー化の戦果が得られません。
そこで、カラーシフト的な方法を講じます。
SIIは赤、Hαは黄金色、OIIIは青緑色にすることで赤、黄色、緑、青がバランスよく表現できるようになります。
こんな感じで仕上げてみました。
250mm F4ニユートン+TS 2.5”Wynneコレクター +STL11000M
Baader フィルター SII=10分x6 Ha=10分x10 OIII=10分x7